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■ きみまち塾公開フォーラム (10/25)
二ツ井町種梅地区にある種梅ふるさとの家にて「一人一人につながる地域(まち)づくり」をテーマに、公開フォーラムを開催しました。進行役のコーディネーターには竹田純一さん、講師には沢畑亨さん・村松真さん・徳野貞雄さんの三方を迎えて、それぞれの地域での取り組みを紹介していただきました。その後にはきみまち塾のこれまでの活動報告をすると共に、講師の方々を交えて、きみまち塾に対する感想やこれからについてのアドバイス、ご意見などをいただきました。



昼食は麻生地区の比内地鶏生産部会のおにぎりや梅内婦人会の芋の子汁。鷹ノ巣町出身の兄妹ユニット「里園」のミニライブも行われ、食事から音楽まで、『きみまち塾』のメンバーなどと共に地域の力を結束した手づくりのフォーラムにできました。

夕方のバーベキューは、体験学習で再現した炭窯の炭を利用しての比内地鶏の焼鳥、森田の片栗うどんや婦人会の人たちのナタ漬けなど、全て二ツ井の人たちによる郷土色豊かな美味しい手料理でもてなしました。

きみまち塾 開塾!
炭焼き窯づくり
金山町まちづくりツアー
きみまち塾公開フォーラム
 
 
 
 
芋の子汁の材料をせっせと切る婦人会の皆さん
U字溝で炭火焼!

コーディネーターをされた竹田さんが主催する里値ネットワークのWebサイト: http://www.satochi.net


 
   
1. 沢畑亨さんのお話

沢畑さんは、熊本県水俣市にある「愛林館」という施設で、食べ物づくり・環境教育・イベント(農林業体験やマラソン)の3つをつないで里山の村おこしを行っています。『しんど身土ふじ不二』{身(身体・健康)と 土(風土、環境)とは、別物ではない(不二)}という考え方に基づいて、全ての活動を展開しています。

愛林館のWebサイト: http://www7.ocn.ne.jp/~airinkan/
米づくりの「棚田の学校」、森林の手入れを体験する「森の学校」、山村の経済を支えてきた炭焼きを体験する「炭の学校」などで、実際に山や田に触れながら、総合的な里山の環境や食の重要性について考えてもらう場にしています。また、日本一長い運動場を使って走る「しし鍋マラソン」や、美しい棚田の姿を見ながら爽やかな音楽を聴く「棚田に吹く風VIENTコンサート」など、面白い設定のイベントも企画して行っています。

全国からボランティアを募りイベントを交えて行う棚田の保全・農作業・山仕事など、愛林館で行っているユニークなプロジェクトの実例を紹介いただきました。こうしたプロジェクトが長続きするには、主催者と参加者それぞれが「使命感」「達成感」「利益」のバランスが取れていることが大切であるとのことです。たとえば、主催者の負担ばかりが大きく、人的交流なども含めたメリットが少なければ運動として続けることは難しいと説きました。「利益」については、主催者にとっても参加者にとってもお金を出さないことも利益であり、心の満足も大切な利益のひとつとのことでした。自立する循環型の地域社会づくりを目指す『きみまち塾』に多くのヒントをいただきました。

 
   
2.村松真さんのお話

山形県金山町の村松さんは、まちづくりを実践したくて、その場所として役場を選び、職員になった人です。そして、地場産業を活性化させるため、地元の金山杉で金山大工が建てる「金山住宅」など、行政サイドからのまちづくりを主導してきました。美しい景観は一朝一夕にできたわけではなく、まずは衛生環境を整える環境美化運動から始めたそうです。

金山町のWebサイト:
http://www.vega.ne.jp
/~kaneyama/top.htm
「町は、住む人のレベル以上にはなれない。毎日の仕事や生活の中の簡単なことから続けてやっていくと、住民意識は向上し、より質が高くなる」とのこと。「行政や商業や林業。それぞれがそれぞれのことだけを考えているとだめになる。住民が幸せになる道を考えた。」と、豊富なスライドを交えて「金山型住宅」が並ぶ街並みの様子と、それを実現させるまでの試行錯誤のお話を紹介してくれました。

市町村合併の道を選択しない意思表示をした金山町は、これからもさらに住民との協働を強めて行きながら、より一層自立した地域づくりを目指していくそうです。『きみまち塾』が住民自治を考えるうえで多くのヒントをいただきました。(街並み景観づくりの具体的内容は、まちづくりの知恵袋をご覧ください)。

 
   
3. 徳野貞雄さんのお話

熊本大学の徳野さんは、地域活性化は、たとえ世帯数や人口が減っても、そこに住む「人」が活き活きとしていることが前提だといいます。ともすれば、観光客や移住者の誘致や地域外の人ためのイベントに走りがちな町おこしの発想を、180度転換し、現実が高齢化社会なら、年寄りが楽しく生きて、安心して死んでいける地域の在り方を具体的な政策にして考えてみてはと提案しました。農山村は本来的には年寄りが暮らしやすい所。外から来る都市型の人間に全てをまかせないで、地域の環境と一人一人の顔をよく知る自分たちで「暮らし」をつくり直さないといけないといいます。

徳野先生のWebサイト:
http://www.ruralnet.or.jp
/ouen/meibo/090.html
観光やイベント交流や滞在人口の数字に惑わされないで、住民を交流や滞在人口に勘案すると、誰のために政策、まちづくりを行うべきか自明の理といいます。(※その時だけ来るイベント参加者1,000人×1日=1000人 < 地域住民11,500人×365日=4,197,500人。)経済の循環も含め、どこに焦点を当ててモノを考えて行くべきか見方が変わるかもしれません。活き活きと暮らす為に、地域住民は行政に依存するのではなく、自立する農村社会をつくるため自前の自治組織をつくる気概を持ってほしいと、ユーモアを交え、黒板に絵や図を書きながらの迫力で参加者に訴えました。『きみまち塾』が住民自治を考える具体的なヒント、アドバイスをいただきました。

 
   

4. 職人塾(10/24)、里山から奥山の環境と歴史学習会(10/26)

フォーラム前日となる24日、ものづくりに関わる人たちの『職人塾』では、地域内外の参加者と秋田杉など住宅に関連する地場産材に理解を深めるため、生産現場や完成した家・町営住宅までの現地研修を行いました。

翌、26日には里山から奥山の環境と歴史学習の一環としてとして、世界遺産・白神山地のブナ林、きみまち阪公園、天然秋田杉や広葉樹が混生する原生林・七座山、日本3大美林の天然秋田杉・仁鮒水沢スギ植物群保護林、里山に植林した杉の民有林の歴史的な役割などの現地学習を行いました。

 
   
   
 
 
   
     
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