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金山町の町並みに見る工夫
1. 水と親しむしかけ

鯉が泳ぐ大堰 鯉の餌・50円 蔵の中にも水路
金山のまちには水路が張り巡り、景観の一部としても生活の中でも上手に使われています。農業用水路「大堰」には錦鯉が放流され、コンクリート造りとはせず雑割石を使うなどして、人がそこに立ち止まりたくなるような“雰囲気づくり”への配慮が感じられます。かつては粉を挽くための動力だった水のなごりが、建物と一体化した町の仕組みの中にアチコチ見られます。(写真:右)
 
   
2. 歩きたくなる町並み

路面のデザイン 景観としての塀
金山のまちづくりで面白いのは、車通りである表道路から始めずに、人が歩く裏道の環境を整えることから着手したところです。「表から始めると裏のことは忘れられるけど、裏から始めると自然に表もきれいにしたくなるでしょ」と言うのが仕掛け人の談。な〜るほど。こんなところに100年運動でまちづくりを考えていこうとする用意が感じられました。散歩する人が楽しめるように、そして通る車のスピードが出過ぎないように、道路にカーブをつけたり路面の仕上げ方を考えたり、コンクリートの壁でも無表情にならないような工夫がされています。
   
3. 隠すことでとけこむ

ガスボンベ置き場 設備機器 ゴミの集積所
生活をしていると、建物ができてからでも公共の場所にもいろいろな付属物が表に出てくるものです。その生活上の“何となく”できたものにもきちんと対応することで、町並みの一部としてなじみ、溶け込んだものに生まれ変わります。無関心さの掃き溜めみたいなゴミ箱より、景観と調和したゴミ箱のほうが気持ちいいですよね。
   
4. 塗る色を選ぶ

でしゃばらない電話ボックス 消火器もこうなる 他ではオレンジのミラー
金山のまちを歩いてみると、町がカラフルではないことに気が付きます。基色は焦げ       茶で、他にあっても漆喰の白や黄土色(木の色)、石やコンクリートにある灰色くらい。風格がある古い建物、洒落たデザインを利かせた新しい建物、店舗や簡単につくった物置小屋など、素材も用途もお金のかけ具合もいろいろだけど、個性を活かしながらも共通のルールがあると統一感があります。ここでは公共の設備もそれに従っているようです。金山町のまちづくりの共通ルールは色だけではないけれど、自分のまちの色環境を考えて行くことは、とっかかりとしては入り易い項目かもしれません。。
   
5. 雰囲気に合った看板

遊歩道の表示板 イベント用看板
今回ツアーでの訪問時、金山町は山形の国民文化祭の会場であった為、催し物の案内板があちこちに設置されていました。常時設置されている町の看板だけではなく、イベントに使う看板も、自然の中にあるものの風合いをうまくコーディネートした味がある看板でした。
   
6. 町並みに合わせて、遊ぶ

粋な遊び方です
着物を着て金山町の町並み見学に出よう!というイベントを計画したグループが町の中を歩いていました。呉服屋さんだったり、お茶やお花で普段着物を着ている人だったり、着物が好きという人たちが集まっていたようです。町づくりを通して景観が整い、皆でその環境を大切にすると、こんな形で暮らしの楽しみ方にも広がりができていくのですね。
   
7. こんなところも自然素材で

 
木でできたタイル 木でできた排水溝の蓋 ストーブの煙突用めがね石  
写真は公園の中とそこの付属建物に使われていた加工品です。安易に既製品を使うのではなく、できるだけ場の雰囲気を壊さないようなものを使おうと環境に沿わせたモノ選びに細かい配慮が感じられます。

金山の町並みツアーのレポートを見る
   
 
 
   
     
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